許されるとは思うな

「許されないことをした人間はどうなるのですか?」と疑問を投げかれられて、それに対して答に窮するという記事を読んだ。最近ではないので誰が書いた記事なのかはここでは伏せておくが、記事内容に言及というわけではないので許して欲しい。

 

そうだな。私も苛めた側の人間でもあるから、私なりの答えとしては、その罪悪感を一生抱えて生きていけ、だな。過去にはっきりとこれは苛めだと思っていたのは一人だけだったが、幼い頃にやった苛めは、最近まで苛めだとは思っていなかった。苛められた本人からではなく、よくは覚えていないのだが、他から私の耳に入ったのだが、私はそういった明らかに苛めだろうというその行為をすっかり忘れていたのだ。私はその人に好意を持っていて、その人と仲良くなりたくてやっていたことだったのだが、今はその行為が明らかに苛めだったと、歴然とした事実として今更ながら突きつけられて愕然としている。そうか。だから私はその人に嫌われたんだな、と。なので、その苛めがどんなものだったとしても、謝っても相手には絶対に許されることはないだろう。

 

「許されないことをした人間はどうなるのですか?」

 

どうなるか? それはもう許されるとは思わず、その罪を背負って罪悪感に塗れた人生を送るしかない。私はそう思っているよ。