あなたが、しあわせでありますように

恋する王子と愛しの姫君 (ビーズログ文庫)

恋する王子と愛しの姫君 (ビーズログ文庫)

小椋春歌という作家が書いた恋する王子シリーズという小説がある。全8巻あり、その最終巻「恋する王子と愛しの姫君」の62ページに書かれている言葉を紹介しよう。


「──王様が、しあわせでありますように。
 幸せであれ、とはきっともう会えない人とお別れするときに言う言葉なのだろう。」


これは亡くなった人に対して送られた言葉である。普通は亡くなった相手に対して「幸せであれ」とは言わないと思う。死んだわけではなく、様々な理由で互いに生きていてももう二度と会えない誰かに対して送る言葉が「幸せであれ」だろう。私もこの言葉を、直接ではないが貰った事がある。私は、その相手がいなければ幸せであることはできないと思っていて、むしろ「幸せであれ」と言われた事を「不幸になれ」と言われたように感じたものだった。勿論、相手は本当に私の幸せを祈ってくれたのだろうと思う。恐らく、長年の間、私という暴君に傷つけられ続けたのだ。だから、嫌いではないがもう一緒にはいられないとなって、私から離れようと決心したのだろうな。それほど、私という人間は誰かと一緒にいられない存在なのだ。最後まで残ってくれたその人が離れてしまったことで、私は私という存在が如何に最悪な存在であるかを思い知ったのだから。


そして、衝動的に私は全ての場所を削除して、完全にこの世界から消えてしまおうと思った。だがしかし、もう誰も見ていないとしても、たとえ、サービスが終了したとしても、サービスを提供している側が消滅しない限りは、自分で削除などせずにこのままにしておこうと思うに至った。私が此処を始めたのも、ブックマークを欲しい特定の相手がいて、その人に私という存在を認めて欲しいと思ったからだった。今はもうその欲求はない。それもあって、段々と此処を更新するのも苦痛になってきたものだった。今や、もう、誰かに認めてもらいたいという気持ちもない。此処での私はもう必要ない。私にとっても誰にとっても。


はてなダイアリーが終了する、が、削除にならずにブログに移行するそうだ。これを機会に、此処の更新を終了しようと思う。もうズーラとして此処を書くことはない。今まで相手をしてくださった人達に感謝の気持ちを捧げ、その方達が、これからも幸せであるよう心より祈っている。