私のブログもまた連載中の小説なのだ

「日記ブログは連載中の私小説 - ひとりごと」を読んで。


私が此処で書いているものは日記とは言えない。日々の出来事を書いているわけではないからだ。ただ、誰かの書いた記事で思ったことを書いているに過ぎない。だがしかし、他人にとって此処で書いているものは日記ではなくても、私にとっては日記なのである。勿論、今では毎日更新をしてるわけではないので、矢張り日記とはなり得ないではあろうが。


 毎日書いている日記ブログとそれをまとめた私小説。「あの頃は〜だった」なんて小説では纏めている事も、日記ブログではその「あの頃」を日々書いている訳で、より細かい描写がされているとも言える。その日々の積み重ねが長い長い未完成の文章の一部となっていく。


私が此処で書いているものも、yastoro氏の言う通り私小説と取って貰えぬだろうか。出来ればその様に読んで貰えれば嬉しい気がする。私という人間の事も、誰一人何処の誰であるかを知らぬ。嘘は書いてはいないとどれだけ言ったとしても、どうしても信じられない者もいるだろう。信じてくれなくてもいい。ただ読んで下されば。それだけでいいと今は思っている。一つの読み物としての小説、そんな風に思って貰ってもいい。私の書くものを面白いと思って頂けるかどうかはわからぬが、それでも誰か一人はそう思って読み続けてくれているのではないかと信じたい。