真実とは人の数だけある


「『斬(ざん)』 本音かどうかは藪の中だけどね」を読んで。


私の知り合いにも、ネットで日記を書く事を下らないと言っている人が居る。日頃からネット上での様々な者の考え等を読んでは「バカな事を言っている」と見下した物言いをしているな。その人はとてもプライドが高い人物で、なかなか他人には本心を話そうとはしない。そして、自分のプライドを傷付けられる事を極度に恐れている人物でもある。私にも多少のプライドはあるが、私のプライドは傷付けられても直ぐに修復が可能のようだ。それだけ安っぽいプライドなのだろう。


 そして、その恥を少しだけ和らげるために、本音とうそを上手く織り交ぜて、時に記事に脚色して、ちょっとデフォルメさせて作るようにしていますよ。だから、どこまでが本音で、どこまでが脚色かは、書いた俺にしかわからないから読んだ人の判断に任せるところです。そういった仕掛けを作ることが出来るのも、書き手としてのささやかな楽しみの1つですね。


私も人並みに恥をかくことは嫌だなと思う方なのだが、私もその恥を和らげる工夫はしている。それが此処で書いている理由でもある。souryuusei0401氏は、本音と嘘を織り交ぜてと言われるが、脚色やデフォルメは嘘とは違うものだと私は認識している。だから、少々脚色していたとしても、それは嘘ではないのではないか。私の場合は、その脚色している事がある特定の情報を知っている人間には分かるように書いているつもりだ。誰がそれに気付いてくれるか、それを観察するのは楽しいよ。それが私の楽しみでもあるな。


氏は「かめのこだまし…? - 昨日の更新:2007年01月09日」で、芥川龍之介「藪の中」を話題に挙げている。
藪を突付いて蛇を出すとは言うが、蛇は本音を話すだろうか。嘘か真か。だが、私にとっては如何でも良い事だ。誰が真実を話しているか、それはそれぞれがそれぞれの話を信じれば良い、と。勿論、それが通用する世の中では無いという事も分かってはいるが、それでもあえて私は言いたい。真実とは人の数だけあると。


それから、最後に書かれている私の記事のタイトルなのだが「い」が抜けているよ。(笑)