淡々とした文章に滲み出る感情が心地良い


「とりもなおさず はてな出張所 - 自分と、もっぱらの間に引かれた線」を読んで。


文章で爆発するという事は、文字通りだよ。書かれている文章が爆発しているのだよ。(笑)
これも感じ方は人それぞれだから、私が「この文章は爆発している」と思ったとしても他人はそうは思わないかもしれないがな。
直ぐに浮かぶ例としては、moppara氏もご存知のhashigotan氏が良い例だ。感情的な爆発を文章で上手く表現している。
確かに、moppara氏が言われるように、強い感情から文章を書いても、書いていくうちにアク抜きされてしまうかもしれないが、アク抜きされないまま突っ走ってしまう書き手もいる。つまり、思考と同じ速度でタイピングしてしまうタイプの者が推敲も何もしないままにウェブに載せてしまった文章がそれだ。そういった文章はしばしば攻撃的で暴力的な言葉の羅列が並べられる。怒りだけではない。嘆きや悲しみや喜びといった感情の場合も同じだ。
ただ、こういった爆発系の文章は、意図して書く事も出来る。錬りに錬られたネタとして書く者もいないわけではないからな。その様な書き手を何人か知ってはいるが、だが、書く気があれば誰でも書けると思うよ。ただし、そういった文章は大抵は炎上してしまう恐れがある。その覚悟がなければ書かない方がいい。


私は目に見えて分かりやすい感情的な文章も好きではあるのだか、感情的であるのに抑えられた文章も嫌いではない。moppara氏の文章は淡々と書かれてはいるが、端々に感情的な部分が滲み出ている所が私には心地良い。そうだな、webmugi氏が私の事を「淡々しているのに頑なで,その頑なさが,ときどきふっとほどける」と評して下さっていたように、それと似たような思いを私はmoppara氏に抱いているのだろうと思うよ。