ある作家の死

Twitterで流れてきた情報で知ったある作家の死が頭から離れない。ここで名前を挙げなくても知っている人は知っているだろうからあえてあげないが、私はその人のことをまったく知らなかったし、その人の作品も読んだこともないし、作品自体も知らなかった。作品数は数点あるようだが、一番有名な作品はどうやら完結はしていないらしい。完結せずに作者が死んでしまうのは読者としては辛いことだろうな。私にも楽しみにしていた連載作品が作者の死で完結されなかったという体験があり、悲しい思いをしたことがあるからだ。私が知らないその作家の作品は別にどうでもいいとは思っているが、何故か訃報を知ってから気になって仕方ない。それはその作者のプロフィールが明らかにされていないからである。亡くなった理由も明かされていない。まあ、病気でというのが本当のところだろう。あともうひとつ気になるきっかけになった理由があるのだが、それはここではちょっと明かせない。

 

今回のことで思ったことなのだが、もし、ここで私も突然に亡くなったとしても、ここを更新している私が現実で亡くなったことを知る人はいないのだろうなということだ。ここがパッタリと予告もなく更新されなくなったら、それは私が死んだのだと思ってくれていい。人は何時か必ず死ぬのだからな。

 

それは突然やってくる。今までに実に多くの人達を見送ってきた。出来れば私も突然この世を去りたいと思っているよ。死んだことも気づかぬまま死ねたら、それは私にとって幸せなことだろうな。まあそういうことだ。