牛も馬も似たようなものか?(笑)


「あなたの正義は誰を殺しますか - マスコミしか経験のないあなたがネットで情報発信する時に守ったほうがいいこと」を読んで。


あなたのことは、ネットでは誰も知りません。プロフィール欄に自分の業績をいかに書き連ねようとも、無視されます。そんなの見ないし、何とでも書けるから。


確かにそれもそうだろう。だが、抗議する為だけにプロフィールを見るという人ばかりでもあるまい。中には好ましい人物だからもっとこの人の事を知りたいと思いプロフィールを見る場合もあるしな。
しかし、確かにネットでは私の事を知っている人間はいない。私を知っているのは私自身でしかないわけだ。Francis氏の言われるように「あなたに対する信用を生むのはWEBに載せた文章それ自体です。」なのだ。私を好ましいと思って頂けるかも私の書く文章に頼るしかない。だが、はてなブックマークで頂いたコメントを読んでみると、私のような文章を読んでも好ましく思って下さらない方もいるようだ。それはもう仕方ない事だ。人にはそれぞれの好みの文体があるからな。その相手が恋しい人であったのなら、流石の私も落ち込む事もあるだろうが、何とも思っていない相手であれば別にどうってこともない。と言うような事を書けば深読みする方には「負け惜しみだな」と言われるかもしれないが。いや断じてそんな事はない。


冗談は其処までにして。(笑)
Francis氏は、文章で信用を生むと書いているが、次のような事も言っている。


あなただけつかんでいる事実を根拠にWEB上で何かしようというのは無駄です。創作文章との区別がありません。あなたは馬の骨ですから、誰も信用しません。


これも確かにそうだよな。私もネット上に書かれているものを誰でもが知っている事以外は創作として見ている傾向があるから。それが基本姿勢である事が大切であると。


記事を書くと「わかってない」人が大量に殺到することがあります。良い機会だと思って丁寧に対応するのが吉。いらついて馬鹿扱いするのは論外。


これは以前の私もやった態度である。分かってくれない相手を罵倒した事もあるし、分からない相手は幾ら説明しても分からないから無視するという態度も取っていた。だが、今の私も罵倒や馬鹿扱いをしないだけで、心では「分かってない」と誰かに対して思う事もあるよ。そして、如何しても分かって貰いたい相手であれば下手なりに説明もする。しかし、それ以外の相手に対してはスルーするよ。私がその人のせいでいらついている事も見せないようにしている。


自分の専門以外のことに手を出すときには、慎重に。ちょっと調べた程度で鼻高々に書くと、その分野の専門家がやってきてコテンパンにされることがあります。


これも経験済みだ。だが、調べた事に対して余りにも卑屈になって書くのも見っとも無いと私は思うよ。さらりと書くのがいいのだろうな。


匿名を維持するには文章の内容に対する結構な配慮が要ります。


私も匿名で書いているわけだが、知り合いの事も多少は書く事もあるし、自分の経験も語っている。その記述から「あなたはもしかしたら」と以前書いていた日記の事を持ち出してくる人もいるかもしれない。尤ももしそうなったからといって、それはそれで仕方ないとは思う。隠し通せるほどの文章能力が私には無いという事になるからな。それにバレて困るような悪さをしているわけでもない。ただ、矢張り、以前の私を特定されるのも自分としては矢張り好ましくないと思っているので、自分なりに配慮して記事は書いていくつもりだ。

ところで「馬の骨」とは「素性の解らない者をあざけっていう言葉」であるが、その語源は「中国で役に立たないものの代表」という事らしい。役に立たない、か。確かに私の書く物は全く何の役にも立っていないよな。何でも「牛の骨」とも言われていたそうだが、牛よりもまだ馬の方が何となくマシだと思うよ。