Fly Me To The Moon

今までに何人も私の前から姿を消していった。私に書かせる人は何時でも繊細な心の持ち主で、私に読まれるのを喜んでいたくせにいずれは消えてしまう。或いは読まれたくなくてブログを削除してしまう人ばかりだった。どうしてそんな人ばかり私は惹かれるのだろう。どうして私に読ませてくれないのだろう。どうしてなんだ、何故なんだ、と消えゆく人々をただ悲しく見つめることしか出来なかった。それでも、またどこかで読ませる人、私に書かせることのできる人は現れ、そして、運よく私はそういった人を見つけることができるのだ。ただし、これからはそれが誰かは誰にも知らせないし、その本人にさえも私が読んでいることは知らせるつもりはない。もっとも、私は手がかりは自記事に忍ばせるので、もし、その人が此処を読んでいたら、自分の事だなと気づくことだろう。

 

書かれていることが「嘘か、ほんとか」など私にも関係ないよ。君はそのまま好き勝手に書いていけばいい。私はそれを読むだけだからな。今まで読ませてくれた人たちのことを私は決して忘れていない。なので、君のことも私は忘れないよ。ずっと書き続けてくれ。君の為にも、そして私の為にも。それが私の心からの願いなのだからな。