正義も悪も同じだよ

世の中で最も危険な思想は悪ではなく正義であり、それは悪には罪悪感という歯止めがあるが、正義は歯止めがないからだという引用してツイートをしていた人がいた。正義だと信じた者達が暴走して大抵の戦争や大量虐殺は、その正義だと信じた者達が引き起こすということらしい。ツイートした方は最近亡くなられたようなのでリンクはしない。

 

私はこの引用の感想に自分も同じ考えだと思ったのだが、今一度読み返して、そしてこのツイートについたコメントをざっと見て思ったのが、「悪には罪悪感という歯止めがある」という語句に、それは違うかもしれないなと思うようになった。人によってその罪悪感をまったく感じないという人間もいるはずだ。そうなると、悪にも暴走は存在する。つまり、正義だろうが悪だろうが同じで、どちらも極端な行動に動くことはあるということだな。つまり、正義や悪に問題があるわけではなく、それを掲げる人間の方に問題があるということになるわけだ。いつでも扱う側の性質ですべてが決まるのだな、と。