全ては見返りを求めない姿勢が重要


「あなたはインターネットをする資質があるか」を読んで。


短気な人、我慢のできない人はインターネットに手を出すべきではありません。


私は短気であると書いた覚えがある。短気な人間はインターネットに手を出すべきではないと言うのなら、私は手を出すべきではないのだろう。確かに、ネットを始めた頃の私はそうであったかもしれない。だが、流石の私も短気が表面上は上手く隠せるようになってきたようだ。短気であるから、言われた事で不快感を持つ事は如何な私でもあるわけだが、しかし、それを文章上で書くという事を今はしていない。昔はよくそれを書いてはトラブルの原因となったものだ。
だが、短気である性格はなかなか治らぬもので、今でも私は短気であると断言出来る。そうであるから、今でも私の書いた物に誹謗中傷された場合は煮えたぎるような怒りを覚える事だろう。とは言え、今の私を誹謗中傷するような人間は恐らく出ては来ないだろうな。尤も、多くの人間が私などに注目する事は無いと思われるので、そんな事は此れからも起きないのだろうが。


 こういうことを繰り返さず、自分も他人も傷つけないようにするには、具体的に3つの方法があります。1つは絶対に答えのでないような議論、例えば「白色より赤色の方が絶対きれいだ」というよな論題を持ち出さないこと、2つ目はそのような論題に対する誹謗中傷をしないこと(短気でないこと)、3つ目は仮に無意味な論題と誹謗中傷が出ても無視すること(我慢すること)です。


此れで書かれている短気というのは、答えの出ない議論に対して憤りをそのまま書いてしまうという事になる。つまりは私が短気な性格であっても、取り敢えず文章にそれについて書かないという姿勢はそれだけで言えば私は短気ではないという事になるわけだ。しかし、書かないからと言って、私は憤懣やるかたない状態であるわけだ。短気な性格であるのだからそれはもう仕方ない。
そして、誹謗中傷とまではいかなくても、引っかかるような言葉を投げかけられても、内心では穏やかな気持ちでは居られない、が、それでもそれをあからさまには書かないように今はしている。


一概にこうすれば短気が直ると言うことはできません。ただ、掲示板に不合理な反論を書き込んだり、誹謗中傷すること・それに対して反論することを「我慢」することはできるはずです。
 ではどうすれば我慢できるようになるのでしょうか。その秘訣は、1.慣れ、2.前向きな捉え方、で我慢できるようになるのではないかと考えています。まず「慣れ」ですが、これは誹謗中傷の嵐の中をくぐり抜けてくると自然と慣れてきます。


もう一度言うが、私の短気は治らない。だが、今の私は見ようによっては短気とは見えないだろう。つまり、私は我慢が出来る人間になったという事だ。そして、我慢出来るようになったのも「誹謗中傷の嵐をくぐり抜けてきた」からである。勿論、一方的に相手側が悪いというものではなく、時には私の方が誰かを誹謗中傷してしまった時もあった。自分ではそうしたつもりは無くとも、相手が「誹謗中傷である」と感じたのなら、それは立派な誹謗中傷である。
そういった経験を何度かしていけば、矢張り我慢も付いてくるというものだ。そうでなければ只の馬鹿者である。


 さらにインターネットを快適に使いこなすようになるためにはもう1つ条件があります。「見返りを求めない」人間になることです。


見返りなどもう求めないよ。見返りなど求めるものか。それはインターネットを快適に使いこなす為だけの条件じゃない。コミュニケーションにも言える事だ。誰かに何かを与えている自信は無い私ではあるが、相手に見返りを求めず、私の考えだけを淡々と綴っていく事で自然と無理の無いコミュニケーションは培われていくのだろう。そんな風に誰かと繋がっていく事で今の私は満足している。