長文で面白い文章が好きだ


「紅髪の小部屋 - いい文章を書く極意」を読んで。


確かに筆者が教えられたという「一定のノルマがあるとして,その2倍の文章を書いて,半分にまとめる」という書き方なら良い文章も生まれるだろう。だが、それだけが全てではないと私は思う。


これは実は単純な話で,

言いたいことを言いたいだけ書いて,

それを要約したのでいいところだけが残った,という仕組みです.


それはそうなのだが、良い文章というものは矢張り一人一人違うものであるから、必ずしも筆者の言う「要約した文章」が良いとも限らないと思うのだが。ただ、確かに万人に受け入れられる為には要約した、つまり読みやすい文章が良いと思われるので、即ち読みやすい文章が良い文章という考えは間違っているわけではない。ただ、私はそうは思わないというだけなのだ。
それよりも気になるのは「ノルマ」というものがある文章ならその「ノルマ」をきっちりと書き切るものではないのかな。まとめるという事はそういう事だと思うのだが。これも的外れな意見になるのかな。(笑)


後、筆者はそういう書き方でかなりの時間を割いているようだが、私の考える日記はそんなに時間をかけるものではない。確かに公開している日記であるから多少の配慮等も考えなければならないが、少々間違ったことを書いたり、意味不明な事を書いてもいいのではないかな。此れも私が日記とエッセイは別物だという考えを持っているからであるのだが。
毎日書いているから日記ではなく、日記はあくまでリアルの日常生活を綴ったものであり、私が今此処で書いているような物はエッセイという括りであると思っている。


「長文を書いて面白いと思われないくらいなら,

短い文章にしておいたほうがいいんじゃないか」


此れも私見なのだが、文章を読むのが何よりも好きな人は、長文で面白い物を読みたいものだ。少しでも長くその世界観に浸っていたいと思うからだ。勿論、短くて小気味のいい文章も文章読みにとっては好ましいとは思うのは確かなのだがね。


それから蛇足だが、コメントに書かれている「日本語教室に行くべきかな」という言葉なのだが、書く事はそういった教室などで教えられて上手くなるものではないというのが私の考えだ。沢山の様々な種類の文章を読み、そして書く、それに尽きると思うのだが。此れもまた当たり前の事でもある。