「匿名」の発言者は、その発言意図を明らかにしないかぎり、「匿名」でコメントしなければならない理由を勘ぐられることになるし、悪意に基づくコメントと受け取られれば、その言の価値を減殺して判断されることは、人情として、否めないでしょう。私が今までに匿名で書き込みをした場所はそれ程多いわけではない。せいぜいが一箇所か二箇所くらいである。
ただ、私には私なりの理由があって匿名で書き込みをしていた。
それは相手を擁護しようとか批判してやろうという意図ではなく、その管理人と私が旧知の仲であるということをある特定の人物に知られたくなかったからに尽きるのだ。
私もこう見えてトラブルに巻き込まれやすい性質らしく、私と知り合いであるということだけで仲良くしている相手までも攻撃対象にされることもあったりして、相手に迷惑をかけたくないという気持ちから匿名で書き込みをしていた。
勿論、きちんと管理人にはそのことを事前にメールで説明をしてからの書き込みだったのだが。
だが、そこを覗く傍観者たちには胡散臭い奴とは思われていただろう。
それにしても筆者のブログはコメント数が本人にとってそれほどではないと思っているらしいが、なかなかどうして、その少ないコメントでのコミュニケーションでは実に有意義な話し合いをされていると私は見受けた。
以前の私のホームページの掲示板とは天と地の差である。
それ程、筆者の記事は良質なものばかりなのだろう。それも勿論、私がそう思っているだけであり、他の誰かにとっては「下らない記事」と切り捨てる者もいるかもしれないということだけは付け加えておく。
