私には誰かを育てる文章力はない


「タルタルソースも空を飛ぶ 育てる方法は一つじゃない」を読んで。


私はあるブログを読むようになり、そこから様々なブログを読むようになっていった。そして、それらに育てられたと思っている。
彼らは昔の私のように積極的に他者と関わり合い、相手と相対してコミュニケーションを取りながら成長していっているようだが、私の場合は関わらぬ事で成長をしていったものだ。
しかし、私のこの態度は私にとっては良いのかもしれないが、与えられるだけで誰の役にも立っていない。私が積極的なコミュニケーションを取らないからなのだが。
不特定多数に対して何かを発信はするが、一人一人と相対していないというのも恐らく問題はあるのではないか。とは言え、私は矢張り自分に自信が持てない。私などに影響を受ける人間などいないという考えなのだ。


 無名のブロガーにとって怖いのは孤独でいること。無人島で情報を発信しても無意味だ。無意味なことをし続けるほどの精神があるならともかく多くの人はそうではないだろう。そういう島に自分から橋をかけるだけではとてもたりない。だからこそ、ニュースサイトやはてブでとりあげられることを嬉しく思う。(今もですけど)
筆者が無意味だと言っているその無意味なことを私はそれ程に孤独だとは今は思っていない。確かに昔は思っていたのだが、今の私は誰に読んでもらえなくても発信し続けたいと思っている。そうは言っても、こうやってウェブで書いている時点で「読んでもらえなくても」という言葉は嘘となる事も承知の上だ。ただ、読んでもらいたい気持ちは全くないわけではないが、読んでもらえなくても孤独だとは思わないという事なのだ。読んでもらえたら儲けものということなのである。