そのままの君でいて欲しい


「中身も内容もない者が、匿名性の恩恵を受け文章を公開すること - 海の生き物でノエルの友達」を読んで。


私のxuraも固定IDというのだろうな。だが、私が此処で書き出してから継続して読んで下さっている方にとっては固定なのだろうが、私にとってはxuraも匿名なのだ。読んでくれているのかどうかは別としてRSS登録をして下さっている方がアンテナ登録よりも多いのであるが、以前書いていたコミュニティでも似たような数字の読者しかつかなかったということは、私の書く内容もそれ程大したものではないということなのだろう。何百人、何千人と読まれている方のように読まれたいと思っているわけではないが、それでも己が「これくらいは読まれたい」という数字というものはあり、矢張り以前よりはもう少しは読まれたいという願いもある。だが、その為に工夫をするのは我侭な私には無理な話でもある。この書き方で書いていきたいと思ったからでもあるのだが。


hrkt0115311氏を見ていて思うのだが、氏も私から見れば伝える力のある物を書いている。それは内容もさることながら、伝えたいと思うのであれば人と人の繋がりをもっと大事にしなければならないのだという事を教えて下さっているのだ。氏の対人関係は私にはなかなか出来ないことであり、私が多くの読者、多くのブックマーク、多くのスターを獲得できないことはまさに他人に配慮するような態度を示していない事によるのだろう。それをわかってはいるのだが、私は他人に気難しい人間と言われる所があり、その性格が災いをしていて如何しても自分本位の態度しか示せないのだ。よって、私は多くの読者を獲得する事は諦めて書いていくしかない。続けて書いていきたいと思うならばな。このような私の書く物でも待っていて下さる方がいないわけではないのだ。その方々の為にも私はこのままで書いていくしかない。


dankogaiさんの過去のエントリに、匿名性は人が力をつけるための場で、強くなったら顕名の場に出てこい(意訳)といったものがあったと思います。(記憶違いでしたらすみません) 匿名性という場を借りて、伝える方法・自分にとって面白いものと相手にとって面白いもののギャップ・反応をもらった時の対処・自分がどの分野ならパフォーマンスを発揮できるのか、等を学ばせてもらっているのですね。


確かに、私も以前の名前で書いていた頃より多少は自分の力を試してみたいという思いから此処で書き始めた。何れは「あれが私なのだ」と表明する事も考えなかったわけでもない。だが、今はもうそんなことをしてもどうなるものでもないという気持ちが強くなってきている。恐らく、読者のほとんどが以前の私などどうでもいいと思っているのではないか。もともと有名な人間だったというわけでもないからな。「誰なんだよ」と言われるのが落ちだ。


人間として浅く、面白くもない私が、今日も読まれない記事を書いています。勢いに任せて、書き殴ることも書き捨てることもあるけれど、趣味であっても、「匿名性」という場を借りて活動していることを忘れずに、自由をはき違えた人にならないように心がけます。
4年くらいblog書いてますけど、次の4年でどう変わることができるのだろう。そんなことを、頭の片隅に置いています。


言っておくが、氏は決して「人間として浅く、面白くもない」ことはない。読まれない記事を書いているわけでもない。氏がどう感じていようとも、私から見れば多くの人に読まれていると思っている。それは、氏が読まれていることを意識して配慮ある書き方をしているからでもある。これからもその優しい視点で書き続けていって欲しいと思っている。