届かなくても良いよ


「『斬(ざん)』 一般人の声は大衆まで届かない」を読んで。


私も一般人である。有名でもないし、私の書いた物が誰かに何かに影響力を与えるわけでもない。ただ、書きたいと思った事があり、自分のこの考えを誰かに聞いてもらいたいと思ったから此処で書き始めた。ただそれだけだった。ここで書く前には別の場所で書いていたと以前にも言ったが、以前もまた何も影響力を与えるまでには至らなかった。私の視点が平凡だったという事もあるだろう。伝える言葉が拙いという事もあるだろう。時折り、何故私では駄目なのだろうかと思った事もあった。今でも多少その様な気持ちが無い訳ではない。だがしかし、結局は私は私でしかないのだから、難しく考えずにやっていけばいいのかなと、好きなパイプオルガンの曲でも聴いているうちに思えるようになってきたよ。



いいよ、別に。有名な人に取り挙げて貰わなくても。多くの人に読まれなくても。誰かにとっても大切な存在にならなくても。私は私だ。このパイプオルガンの部品の一部でしかない。パイプオルガンから音色を引き出すだけの存在。そして、それでいいと思っているのだからな。