また明日が来る事を願っている


「finalventの日記 - 死ぬ前に書いておこうと思うことがあるにはあるが」を読んで。


私も突然倒れ、そのまま死んでしまったら、今までネット上で書いてきたものはそのままになってしまうのだろうなと思うことはあった。以前なら、そうなってしまうのが嫌だから、いっそのこと今まで書いてきたものは全て削除してしまい、毎日記事を書いては就寝する前に削除したらどうだろうと考えたこともある。そして、朝起きてこれたらまた新しく記事を書き、夜にはまた削除するという繰り返し。だが、それも結局はその日、出先で死んでしまったらその日の記事は誰かが削除しない限りはウェブ上に存在し続けるのだ。過去ログがあるかないかの違いであって、私の場所が廃墟と化すのは同じなのである。馬鹿げた行為としか言いようがない。
その後、ならば自分の場所を持たずに、誰かの書いた記事に自分の考えを書き込んで言葉を残すかとも考えたこともあるが、それはそれで相手によっては嫌がられるものであるから、その考えも却下となった。


結局は何も打つ手はないと言うことなのか。いや、だが待てよ。毎日「今日が最期かもしれない」という気持ちを持って書けばいいのかもしれない。毎日の締めくくりとしては書かないが、それでも心の中で記事を書き終えた後に「また明日が来る事を願って」と呟いてみる。私の書くものはそうやって出来上がっていると此処の読者が心の隅にでも思っていて貰えたら嬉しい。


 そういえば、十代に書いてた詩とかどうすべ。文学的な価値なんぞなんもないのはわかっていて、自己愛だけなんだが、さて、今の私が十代の私を見限るようでなんともな。


finalvent氏の詩にとても興味がある。読んでみたい。ぜひ、公開して欲しい。