私には誰かを感銘させる事は出来ない


「明日は明日の風が吹く - 自分がここで書いている理由(from まなめはうす)」を読んで。


私は誰かの為に書いているという姿勢ではない。全て自分の為に書いている。
ただ、そうではあってもこうやって誰かが読む場所で書いているという事は、矢張り誰かの為にも書いているという事になる。それは筆者が引用先で引用している「ネットをさ迷う旅人」に対してではなく私が取り上げる筆者に対してというのが本音だろう。だが、私はトラックバックをしていないので此れも確実に相手に届くというものではない。「ぜひTBの仕方を覚えてほしい」というコメントも頂いたが、実に初歩的な事でつまづいている。それを他人に聞けない私である。だから、これからもトラックバックは送らないだろうと思う。見つけてくれて読んでくれたらそれで私は満足だ。


 ネットでの旅人でいたい、冒険者でいたい、そう言っている私が、こうしてここでこの一文を読めたという事は、私にとって、とても幸せな事だと思う。別に「私」宛じゃないけれど、「私」を待っていてくれた文章なんだなぁと思えるから。


筆者のこの言葉に深く感銘を受けた。私も旅人でいたいと思っているし、常に冒険者でありたいと思っていたから。私もネットを彷徨い、出会うべくして出会う文章に巡り会いたいと思っているから。


人々は何処かで繋がっている。そんな風に思えた出来事だった。私もそんな風に誰かにそっと何かを届けられればいいのだが。当たり前の言葉しか送れないのがもどかしい。