私は全ての人間を羨んでいる


「やっぱり家が好き - 貴方が羨ましいとは死んでも言いたくない」を読んで。


みっともなくて滑稽なプライドを抱えたままの私にとっては、素直に他人を羨ましいと口に出す人の気持ちが純粋に不思議だ。本気で羨ましいと思っていないからこそ口に出せるのか? 口に出すことで相手が気分を害することが目的? それとも素直に羨ましいといえば気持ちが軽くなるのだろうか。私がひねくれてただけなのかな。


私も子供の頃は他人に羨ましがられたものだった。だが、逆に、私も他人を心の底から羨んでいたのだ。だが、それを私は恥じた事はない。何故なら、その羨ましいという強い気持ちは、己を向上させる原動力となるからだ。
己の望む理想に近付きたい。その為に如何すればいいかを必死になって考えた。その気力は全て他人を羨むその気持ちから生まれていたのだ。世間は、他人を羨む事を否定する傾向があるが、私はそうは思わない。その羨みがプラスに働く事もあるという事実に注目したいものだ。


【追記】

garamani1983氏へ。有難う。