本当に分かり合えるなど幻想だよ


「吠えてるんじゃなくて ないてるんだ - 本当に分かり合えるひと」を読んで。


本当に分かり合える相手など一人もいない。私は、それに気付いた時、絶望はしなかった。そうか。分かり合えはしないのだと、安堵したのものだった。分かり合おうと躍起にならなくてもいいのだ、と。人は分かり合える筈だと、辛い思いをしつつ何度も互いに傷付け合いながら何時か分かり合える事を夢見てコミュニケーションを取るより、早い段階で見切りをつければいいのだ。分かり合えなくても、気持ちの良い付き合いは出来る。そういった付き合いの出来る相手と、これからも私はコミュニケーションを取っていくよ。