断定して決め付けてはいけないよ


「北の大地から送る物欲日記 - ネットの情報はウソホントで切り分けられるのか」を読んで。


 あと、あまりツールが便利になりすぎると、使う人の方が退化しちゃってますますウソホントが分からなくなってしまうかもしれませんね。


アクセス解析等を付けていると、例えば誰かが攻撃的な書き込みをしてきた場合に「誰々が書き込んだんだろう!」と逆に攻撃的な発言をする輩がいるが、あれも便利であるアクセス解析の弊害だと思うな。
その人が書き込んだのだと断言する根拠が希薄過ぎる。アクセス解析では個人を揺ぎ無い自信で持って特定する事は出来ないものだ。例え、相手を日頃からずっと観察していたとしても、その様な攻撃的な書き込みをするような人間であるか等は誰にも判断は出来ない。それなのに特定する傲慢さに本人は気付いていないのだな。
そして、何れその判断が誤りだった事に気付いた時には、もう誰もその人の話を聞く者はいなくなる。


私は基本的にコメント欄等で書き込まれた発言は、誰それが書いたのだとは信じないようにしている。ブログによってはログインした状態で書き込む場所もあるが、それ以外では誰でもが誰かを騙る事は可能だからな。
私はとても怖くて「この書き込みをしたのはお前だろう!」とは言えない。肯定的な物はまだいい。だが、否定的な書き込みをされた場合は、例え特定できるHNで書かれていても、その本人が書いたのだとは信じない方がいい。目が曇ってしまうからな。そして恥をかくのは一体誰であるか。それは言わずもがなだろう。


その様な人々(勿論、私を含めだが)には、この記事を読むことを薦める。


「404 Blog Not Found悪魔のささやき」


孫引きになるが「いつの間にか自分でものごとを考え、自分とは何かを反省し、自分の好きな道を見つけ、個人として生きていくことを、ないがしろにしてきた」者は揺ぎ無さが足りないのだ。他人の事も大事だが、まず己を見詰め、己で物事を考えなければならぬ。そうであれば簡単に他人を断罪など出来ぬと私は思うよ。