「日々是自己主張の中の人 本当に自分の好きなブロガーのためを思うなら」を読んで。
私も時には匿名でどこかに書き込みをする事があった。勿論、匿名で誰かを攻撃するとかそういうことではなく、苦しい立場に立たされた知り合いの為に相手側を非難したりたしなめたりするような擁護する側としての書き込みなのだが。
もし僕自身が「匿名」コメンテーターに擁護される側であったら、そのような形で擁護されることを情けなく思うような気がします。自分を擁護してくれるコメントはすべてありがたく思うという立場もあるでしょうが、「匿名」でないと擁護してもらえないというのは、見方によってはとても悲しいことです。そうした「匿名」の擁護コメントの多くは、僕のためというより、そのコメントをする人自身のフラストレーションの解消目的に過ぎないのではないか、とさえ思えてしまうでしょう。筆者のこの言葉を読んで反省した。
確かにフラストレーションの解消目的で私も書いていたかもしれないと。
知り合いやこちらが一方的に好意を抱いているブロガーが苦しい立場に立たされて、相手側に誹謗中傷やらをされているのを見ていると、私に対して罵倒されているような気がして、居ても立ってもいられなくなる。
そんな時につい反論してしまうのだが、私は自分に自信のない人間でもあるので、つい匿名で擁護するような書き込みをしてしまっていた。
何とも情けないことである。
それくらいなら何もしない方がましかもしれない。
だが、最近の私は色々と精神的な余裕がなかったので、知り合いのブログなどで何か起こったとしても何も発言はしなくなっていた。
その行為に自分で自分を情けなく思っていたのだが、今の私は誰の擁護も出来る立場ではないなあと、情けなく思うこともないかと思えるようになった。
何時か、筆者の言うように、私も堂々と誰かの擁護をする事が出来るようになるだろうか。
私は過去に一度だけ匿名ではなく好きな人の為に声高に擁護した事があるのだが、見事なまでにこてんぱにされた事があり、その傷がまだ疼くので、これからも誰かを擁護する事はないかもしれない。
それもまた情けないことと非難されるのだろうか。何だか辛いな。
