愛も嘘も独占欲で包んでしまいたい


「ネット恋愛て - みんなライオンのせいだ - 断片部」を読んで。


「なんだろう。もうその言葉がわからん。ブログとメールだけでやりとりするバーチャル恋愛!みたいな印象であるが恋愛するんだよね?会って恋愛するんだよね?ナマモノなんだよね?恋愛って会って触ってキスとかセックスとかするやつだよね?」


昔の事なのだが、私もネットで知り合った人と付き合った事がある。だが、一度も会った事はない。それをある人に「それは恋愛ではない」と言われたな。その人は「相手を好きになったら触れたくなる。口付けしたくなる。抱きしめたくなる。言葉を交わしたくなる。それが恋愛だ。おまえのは恋愛ごっこじゃないか。そんなもの恋愛とは認めん」と言っていた。

恋愛ごっこか。確かにそうだな。私は面倒な付き合いを拒絶している所がある。恋愛というものに幻想を抱き、生の相手の姿を見まいとしていたのだ。他人のドロドロした恋愛は見たがるくせに、自分のは他人には見せたくないと思っているのかもしれぬ。最低な人間だ。


「ネットが恋愛の上でなんかの役に立ったりなどすることをいうんだったら、出会いの機会は増えるような気はする。少なくとも私とだーりんの出会いは彼がセッ完読んでくれててメッセとミクシ晒してたら登録してきてくれたので会えたので、ネットがなかったらまあそもそも出会ってない。物凄いメリットだと思う。」


そうだな。付き合っていた相手とは恋愛だと勘違いをしていたが、それも一つの出会いでもあった。私の存在は相手にいい意味でのモチベーションを与えたし、私もまた人と人との付き合い方を教えて貰ったのだからな。恋愛ではなかったかもしれないが、良い出会いだったと断言できる。


「しかしデメリットもいっぱいだと思っていて、ついったーとかそういうののせいでお互いいっぱい嫉妬していっぱい喧嘩などもしたし(←…)、日記書く暇はあるのにメールの返事する暇はないのかとか(←……)、会えない間にこんなに飲んだくれてたんですね!!とか(←………)、はいスイマセンどこでどんだけ飲んだかバレるのでよぱ研書くのを途中でやめましたネットって恐ろしい!嫉妬しないとか独占欲ないとかそもそも全然遊ばないとかならともかく、チームじぇらしーには余計な機能だと思います!」


AyanoIchijo氏は面白いな。チームじぇらしーか。私もその一人だろうし、かつて私と付き合った相手もそうだっただろう。互いに互いの他人との付き合いに嫉妬し合ったのは確かだ。しかも、私は酒を飲み過ぎて日記などを書くと馬鹿な事を書いてしまう事もあり、それで相手と険悪になった事もあったな。今ではそれも笑える思い出でもある。私は嫉妬深いし、独占欲で私の横に並ぶ者はいないとまでも思っている。私に好かれてしまったら、相手は不幸になるかもしれぬな。


「良い嘘 - みんなライオンのせいだ - 断片部」


「嘘に良いなんてねーよ!っていうひとたまにいるけど、この場面で僕、嘘はダメだよ!とか言う奴がいたらひっぱたいていいと思う。私は真実至上主義ではないので嘘は使いようだと思います。本当のことを正直に包み隠さず言うのが誠意とか思ってもらっても困るわ!(←何かあったのか)」


それにしても、AyanoIchijo氏の優しさは身に沁みる。嘘吐きな私にとってこの言葉は涙が出るほど嬉しいと思ったのだが、それも私の嘘が本当に良い嘘であればなのだがな。そうであって欲しいと思っている。