たった一人に共感されなかったばかりに


「一つに、なりたい|とりもなおさず」を読んで。


共感が欲しいのである


共感か。昔の私もそれを心から欲していたな。だが、それも今はそれ程欲しいとは思わない。moppara氏は「無いものねだり」と書かれているが、その無いものねだりというものを手放したいと思っている。


あの人の共感を得たい、如何しても得たいと切望していた。何故私に共感してくれないのだ。如何して私ではなく他の誰かなのか。それはもう仕方ない事なのだ。あの人は私じゃない。私達は別々の人間。そして趣味も違えば目指す場所も違う。あの人から共感を得る事など無理な事なのだ。
如何してだろう。何故私は何時も一緒に居られぬ人ばかりを求めてしまうのだろう。如何しても寄り添えそうな人を突き放してしまう。一緒には居られないと思ってしまう。


そんな自分に気付いた時、私はもう何も期待しない、何も求めない、共感など糞食らえと思うようになっていった。もういいよ。誰も私に共感などするな。共感されても何も感じない。誰にも私の心の底は触らせない。人は最後まで独りなのだ。それでいい。私は此れからもそうやって立っていこう。


たった一人に共感されなかったばかりに……人はそれを愚かと言うのだろうな。それでもいいよ。私は確かに愚かな人間なのだから。そんな私に共感する者などいやしない。


ここまでこの様にネガティヴな戯言を書き綴ってきたが、今の私は至って平穏な気分だよ。私の書き綴るものに誰も共感をしてくれなくてもたった一人は常に寄り添っている者を知っているのだから。それは私自身。それさえ分かっていれば、誰が共感しなくても誰かが共感してくれても心は平静だ。


話は変わるが「セくらえ管理部 - 真昼からシャセイ日記(「セックスなんてくそくらえ」管理人日記) - はてなブックマークをなぜかはじめたyuki1976_2へのいくつかのコメント」という記事でyuki1976_2氏がはてなブックマークを始めた事を知った。早速コメントを見に行ってみたよ。流石に面白い。これからも彼女のコメントに期待する。