先が見えないのも良いものだよ


「駄文ログ:先が見えないのが嫌なんだろうな」を読んで。


 本の場合は,次にページがあるということも分かってるし,めくればすぐに続きの文章が目に入ってきて集中力が中断されることなく読むことができる.だけど,スクロールの場合は「スクロール→(読んでない箇所まできたことを確認後)続きを読む」っていう()の部分が無意識でも入ってくる.多分,これが本との決定的な違いだと思うのです.まぁ,僕だけかもしれないけど.


確かにre-onox氏だけではないと思うが、私はそうは思わなかったな。私の場合はスクロールはキーボードの矢印でスクロールさせている。読んだ箇所まできたことを確認という行為をせずに自分が読む早さに合わせて矢印の↓を常に連打し続けている為に読む行為が途切れる事は無いのだ。だから、私は画面で読む行為も本で読む行為も同じだと思っている。勿論、横に文字を読むか縦に文字を読むかの違いは有るが、私は横も縦もそれ程違いを感じていないので、それでストレスを感じることは無い。


 あと,これ重要なんですけど,スクロールって横のサイトバーがあるからどのくらいの位置なのかは分かるものの,「あとどれくらい文章が続くんだろう…」っていう,先というか終わりが分かりにくい点もあるんですわ.本だとページ数で大体の終わりが見えてくるけど,スクロールってめちゃくちゃ文章が長くなればなるほど全然先が見えなくて嫌になってくる.「まだ終わりにならないのかよ!」っていう意識が段々表れてくるんですね.そこがまた,スクロールが嫌だと思う点.


確かに、書かれている内容が著しく興味を引かない長文であれば、私も氏と同じく嫌になってくるよ。だが、私は早い段階で読むことを打ち切るのでストレスにまでは至らない。そして、興味があったり、読んでいて面白いと感じる長文は「まだ終わらない」という感覚は出て来ない。
ネットでのテキストの場合、本とは違い、幾らでも一画面に文字を詰め込む事が出来る。しかし、それをすると表示されるのにかなり時間がかかったりする事もあるよな。それを嫌がる人もいるだろうし、流石の私も表示されるまでの時間が長いというのは余り好きではない。それでも、ちょっとした短編などは一画面に表示されていても、私はそれ程気にしない。勿論、その小説が私にとって面白ければの話だが。


ところで、このre-onox氏の記事は書かれた日付を見てみたら2月であった。はてなブックマークで見つけ、興味が出て取り上げたのだが、記事が書かれてから半年経っているわけだ。もしかしたら氏の考えも少々変わってきているかもしれないな。如何なものだろう?